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日本の祭り・花火大会

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仕掛け花火②/ホームメイト

見る人の心を鷲掴みにする仕掛け花火は多く、雄大な花火からカラクリの効いた技巧的な花火まで多種多様の物があります。ここでは、綱仕掛の王者とも言われるナイアガラと、各地の珍しい仕掛け花火を紹介します。

ナイアガラ

ナイアガラ

種類が豊富な日本の仕掛け花火の中でも人気なのが、「ナイアガラ」です。

ナイアガラは綱仕掛の花火の一種で、そのスケールの大きさと豪華さ、そして美しさから「綱仕掛花火の花形」とも言われています。火薬を詰めた大量のランスをワイヤーに等間隔に吊るし、ランスの下部は速火線でつながれます。地上数十メートル程の高さに張られた一連の仕掛けに、速火線によって一斉に点火されると、それぞれのランスから輝く火の粉が流れ落ちて光の滝となって出現。その姿はまるでナイアガラの滝のように豪快であり、かつ息を呑むような美しい花火であるため、敬意を込めて「ナイアガラ」の名が付けられました。

ナイアガラは、その人気から全国各地の花火大会で披露されています。

長岡まつり大花火大会(新潟県)
新潟県長岡市で行なわれる花火大会で、日本三大花火大会のひとつに数えられています。全長およそ650メートルのナイアガラを観ることができます。
いたばし花火大会(東京都板橋区)
荒川を挟んで対岸の埼玉県戸田市と同時に開催される東京都板橋区の花火大会で、全長およそ700メートルもの関東地方で最長級の大ナイアガラを楽しむことができます。
全国選抜長良川中日花火大会(岐阜県)
岐阜市内を流れる清流・長良川で開かれる岐阜県随一の大花火大会。打ち上げ数3万発の豪快で勇壮なプログラムの中、川面に映る姿も美しいナイアガラは屈指の人気を誇っています。
さがみ湖湖上祭花火大会(神奈川県)
神奈川県相模原市のダムによる人造湖・相模湖で行なわれるこの大会では、全長およそ1,000メートルもの大ナイアガラが目玉です。湖面に映える姿はさることながら、周囲を囲む山々に反響する花火の音も素晴らしい花火大会です。
諏訪湖祭湖上花火大会(長野県)
長野県中央部の諏訪湖畔で開催される花火大会。全国屈指の大規模な大会としても知られていますが、何といっても注目すべきは、全国最大級のナイアガラです。その全長はなんと、およそ2,000メートル。プログラムのフィナーレを飾る、堂々たるナイアガラの勇姿をご覧頂けます。

珍しい仕掛け花火

花火製作の伝統が受け継がれてきた間に、全国でも珍しい仕掛け花火も生み出されてきました。技術力とアイディアと、そして観客を喜ばそうとするサービス精神の賜物でもある仕掛け花火。この珍しさを観るために、一度足を運んでみてはいかがでしょうか。

動く仕掛け花火

岡山県高梁(たかはし)市で毎年7月末に開催される「備中名物成羽(なりわ)愛宕大花火」は、江戸時代から奉納花火が続けられている伝統ある花火大会です。ここで観られる仕掛け花火は、絵が動く花火として知られています。カラクリが工夫され、独特の技巧を凝らした動く仕掛け花火は日本国内でも珍しく、地元のみならず他県から多くのファンが足を運びます。

鳥居から拝殿まで飛ぶ仕掛け花火

愛知県豊川市の豊川進雄神社での奉納花火大会の大きな目玉は、「手筒花火」と「綱火」です。その内の綱火とは、神社の鳥居から拝殿に向かっておよそ120メートルの距離を、参道の左右の上空に麻縄を張り、そこを花火が様々な動きをしながら飛んでいく花火です。火を噴きながらストレートに拝殿に向かう花火や、途中で方向を変えて戻って来る花火、また二つの花火が追いかけっこをするように飛ぶ物や、くるくると回転しながら飛ぶ物など、多種多様な動きを見せてくれます。この綱火は愛知県の無形民俗文化財にも指定されています。

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