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ガス漏れかも?ガス臭いと感じたときの対処法や注意点、防止策を解説!

2022年04月15日

ガス漏れかも?ガス臭いと感じたときの対処法や注意点、防止策を解説!

炊事やお風呂、暖房など日常のさまざまなシーンに欠かせないガスは、私たちの生活の中であたりまえの存在になっています。ですが、普段「ガス漏れ」の危険については意識できていますか?
この記事では、万が一のガス漏れ発生時に慌てず適切に対処するための方法や、ガス漏れを防ぐための方法について解説します。
安心安全にガスを利用するために、ぜひチェックしてください。

ガス漏れかも?と思ったときにやってはいけないこと・やるべきこと

ガス漏れかも?と思ったときにやってはいけないこと・やるべきこと
万が一ガス漏れが起こったとき、安全に対応できるように注意点と対処方法を確認していきましょう。
まずは、絶対にやってはいけない危ない行動から説明します。

やってはいけない注意点1:火を使うのは絶対NG

ガス臭いと感じたときに、マッチやライターなどで火を点けるのは絶対にやめましょう。漏れたガスに引火して、火事や爆発につながりかねません。
すでにガスコンロなどで火を使用中の場合も、すぐに止めましょう。

やってはいけない注意点2:スイッチのON・OFFもNG

照明や電化製品のスイッチを入れたり、切ったりするときには小さな火花が起こっています。この火花が、火と同じくガスに引火する恐れがあります。
あわてて換気をしようとして、換気扇をONにするのも危険ですので避けましょう。

次に、ガス漏れのときにとるべき4つの行動について説明します。

やるべき対処法1:窓・ドアを開けて換気をする

漏れたガスがその場に充満しないようにする必要があります。屋内でガス臭さを感じたら、すぐに窓やドアを開けて外の空気を入れ、十分に換気を行いましょう。
ただし前述のとおり、換気扇を止めていた場合に、ONにするのはNGですので注意してください。

やるべき対処法2:ガス栓とメーターガス栓を閉める

ガス機器の近くにあるガス栓に加えて、メーターガス栓も閉めましょう。メーターガス栓の場所は把握していない……という方も少なくないかもしれません。
万が一に備えて、場所や閉め方をチェックしておきましょう。分からない場合は利用しているガス会社に確認することをおすすめします。

やるべき対処法3:利用しているガス会社に連絡する

換気を行い、ガス栓を閉めたら、利用しているガス会社に連絡しましょう。電話の担当者の指示に従って、落ち着いて住所や状況を伝えてください。
ガス会社によっては、ガス漏れ通報専用の受付電話番号を設けていることもあります。いざというとき焦らないよう、連絡先を控えておきましょう。

やるべき対処法4:ガス臭い場所から避難する

ガスの臭いを感じた場所からできるだけ離れて、安全な場所でガス会社の到着を待ってください。自宅などの室内でガス漏れかも……と感じたときは、屋外に出るようにしましょう。

ガス漏れを防ぐためにできること

ガス漏れを防ぐためにできること
ここまではガス漏れが起こってしまったときの対処法について説明しましたが、事前に防げることが一番です。
普段からガス漏れ防止のために心がけたほうがよいことや、ガス漏れが起こったときの被害を防ぐために気をつけるべきことについても、見ていきましょう。

使わないときはガスの元栓を閉める

通常、ガス機器は元栓を開けっ放しでもガス漏れが起こらないように設計されています。ですが、万が一を考えるとガスを利用しないときは元栓を閉めておくほうが安心です。

ゴム管のゆるみや劣化をチェックする

ガスを機器に送るためのゴム管の部分が、ガス漏れの原因になることがあります。ゴム管が緩んで外れかかっていないか、劣化してひび割れていないかなどを定期的にチェックするようにしましょう。

ガス設備調査を受ける

ガス設備調査とは、法律に基づいてガス会社が行う4年に1度の調査です。調査の担当者が訪問し、ガスの配管に漏れがないかなどの点検が行われます。
15~20分程度の調査ですので、立ち会いが必要だからといって面倒がらずに受けるようにしましょう。

ガスを使うときは十分な換気をする

ガス漏れが起こったとき事故につながるリスクを避けるため、換気をしながらガスを使うようにしましょう。
ガスの不完全燃焼による一酸化炭素中毒を防ぐためにも、換気は重要です。

ガス警報器を設置する

ガス警報器は、ガス漏れを検知するとランプや音声によるアラームで知らせてくれます。ガス漏れに素早く対処するためには、ガス警報器をあらかじめ設置しておくこともよい方法の一つです。

まとめ

この記事では、ガス漏れの危険性や対処法などについて解説しましたが、いかがでしたか?
私たちの生活に欠かせないガスを安心して利用するためには、いざというときの備えも重要です。「ガス漏れかも……?」と思った際に落ち着いて行動できるよう、対応方法や注意点を覚えておきましょう。