ひゃっほー、いくぜー!
「キャノピー取っ払ってマッハ2で飛び、1人は緊急脱出せよ」―そんな神業ができるのは地上広しと言えども、このクビンカ基地ロシア空軍アクロバット飛行チーム「Russian Knights」の現役パイロットぐらいでしょう。
11月9日米公開予定の米露合作映画『Kerosene Cowboys』の撮影現場からのヒトコマです。いやあ、キャノピーに頭ぶつけないように爆破装置や粉砕装置つけてる戦闘機はありますけど、ロシア人飛行士にはもはやそんな小細工も不要です。
最大速度は音速の2倍ぐらいに達した。このスピードでも、手袋から指を1インチか2インチなんとか抜くことができた。―空中を突っ切る飛行機の摩擦推力がすごく、たちまち熱くなった。
クレイジーな同志が脱出後、キャビンに残されたパイロットはこう話してます。脱出した方は無事着地しましたよ。
尾翼の番号が「801」なので、こ、これは、スホーイ最新鋭のSU-35UBのプロトタイプに間違いない! というわけで、映画のトレーラーと機体のクローズアップもたっぷりどうぞ!
『トップガン』の頃は冷戦の最中で敵機調達できなくて仮想の機体で代用したんでしたっけ...。 まさかこうして本物の機体とパイロットを撮影に使える時代が来るなんて。
[Kerosene Cowboys via The Dew Line1,2]
写真ソース : English Russia(←いちおう「写真は本物です」とあります)
UPDATE:スホーイに直しました、ご指摘ありがとうございます。