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子どもの水難事故が多発!川や海で命を守る方法

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セコムの舟生です。

今年も暑い夏がやってきました。
新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、子どもたちが楽しみにしている水泳の授業やレジャープール施設は、中止や休館になっているところも多いようです。

子どもたちが水に親しめる場所が限られているなか、川や海で子どもが犠牲になる水難事故が多発しています。
楽しいはずの水辺で、繰り返される子どもの水難事故
子どもが危険な目にあわないためには、どうしたらいいのでしょうか。

今回は、実際に起きた水難事故を参考に、子どもが事故にあいやすいパターンをひもときます。
水辺のレジャーなどで注意したいこと、事前に備えておきたいことなどをよく知っておきましょう。


* * * * * * * * *


▼ 実際に起きた子どもの水難事故
5月以降に報道された子どもに関わる水難事故をいくつか抜粋します。

<川の事故>
・7歳と4歳の兄弟が遊びに行って行方不明に。弟は川で流木につかまっているところを救助されたが、兄は下流で遺体となって発見された(2020年5月 長野県)
・友達らと川で遊んでいた小1女児が海に浮いているのが見つかり、死亡を確認。川でおぼれ海に流されたとみられる(2020年5月 鹿児島県)
・友達と川遊びをしていた小3女児が死亡。流されたサンダルを追っておぼれたとみられる(2020年6月 東京都)
・川で遊んでいた小4女児がおぼれて死亡。友達が履いていたサンダルが川に流されたため、拾いに行こうとしたとみられる(2020年6月 埼玉県)

<海の事故>
・海でおぼれ救助された小4女児が死亡。友達2人と一緒に、服のまま海に入って遊んでいたとみられる(2020年7月 福岡県)
・キャンプ場そばの海岸で小学生の男児3人が波にさらわれ、救助にあたった男女2人も海に流された(2020年7月 鹿児島県)
・父親と埠頭へ夜釣りに来ていた12歳の女児が誤って海に転落。助けに飛び込んだ父親と共に救助される(2020年7月 静岡県)


▼ こんなときが危ない!子どもの水難事故の特徴
一般的に子どもの水難事故の多くは、子どもだけで遊んでいるときに起きています。
「ちょっと足を濡らすだけ」「浅いところを歩くだけ」の"つもり"でも、海や川など自然の水辺は流れや波があり、水底も平らではありません。
浅瀬で遊んでいて急な深みに足を取られたり、波や流れにさらわれたりする水難事故が繰り返されています。

今回取り上げた川の事故は、子どもたちの生活圏にある川で発生しました。
どんなに慣れていても、子どもだけのときは決して水辺に近づかないように、繰り返し言い聞かせる必要があります

ただし、大人が一緒にいる場合も事故は起きています。
目を離した一瞬のうちに事故が起きる可能性があり、過去には、親御さんがレジャーシートを広げている間に、お子さんが波にさらわれてしまったケースもありました。

何かをしながら子どもに注意を向けなければならないときや、別のことに気を取られたときなど、子どもから目が離れた一瞬が「危ない」と意識して、子どもは常に目と手が届く範囲におくようにしていただきたいと思います。
グループで遊びに行ったときなどは「誰かが見ているだろう」という油断から、目が離れがちです。
事前に保護者同士でよく話し合って、子どもの見守りは交代で確実に行いましょう。


▼ 川や海での水難事故を防ぐための対策
川や海は、「ちょっとだけ」という気軽な気持ちで遊べる場所ではありません。
しっかりした下調べや準備が必要で、備えなく水辺に近づけば命にかかわることもあります。
川と海、それぞれの注意点を確認しましょう。

<川での注意点>
・事前に現地の気象情報や川の状況を必ずチェックする
・掲示板や標識で危険が示された場所では川に近づかない
・川に入るときは、活動にあった服装を。サンダル履きや着衣のまま水遊びをしない
・滞在中も常に気象状況に注意を払い、天候の変化に応じて判断する
・水際で遊ぶときでも、大人が交代で付き添って目を離さない

大雨や集中豪雨が多い季節は、特に注意が必要です。
川では、雨が降ると突然水量が増えて流れが速くなることもあります。
上流の天気や前日の天気もチェックしておきましょう。

雨が降った後は、晴れていても川には近づかないくらいの慎重さが必要。
雨雲が近づいてきているときは、早めに川遊びを切り上げましょう。

また、子どもにはライフジャケットを必ず着用させるようにしてください。

<海での注意点>
・遊泳禁止区域では絶対に泳がない。釣りの場合も立ち入り禁止区域の確認を
・波が高いときや、引き返す波の流れが強いときは、海に近づかない
・浮き輪があっても、陸から離れないようにする
・監視者の指示や注意に従う
・子どもから目を離さないようにし、海に入るときは大人が必ず付き添う

海で遊ぶときは、ライフジャケットや浮き具などセイフティーグッズの準備が必要です。
釣りや磯遊びでも、万が一を考えて準備しておきましょう。


* * * * * * * * *


実際に起きてしまった水難事故から「自然の怖さ」「水の怖さ」がわかると思います。
ふさわしい遊び方や適切な状況判断ができるよう、親子でしっかりと話し合いましょう。

2020.08.06

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